- 2018-01-24 (水) 11:03
- 園だより
ろりぽっぷ 1044号 2018年1月19日
年明けの子どもたちの活動で恒例になっているお年玉でお菓子を買う体験が行われました。3・4歳児は、ホールで運転手のおじさんが開いている『どうぶつのおかしやさん』にお年玉袋に入った本物のお金を持ってお買い物。又、5歳児は近くの駄菓子屋さんに出掛け、本格的なお買い物を体験しました。
3・4歳児は、1つのコイン(10円)でひとつのお菓子を手に入れられれば上々です。本物のお金を使うことで、ちょっと大人の気分も味わいます。自分の好きなお菓子をすぐに決める子もいれば、じっくり全部のお店をまわって決める子もいて選び方も千差万別。お年玉袋からお金を出しておじさんに渡す時の目は、誰もが嬉しそうに輝いていました。自分で選んだお菓子は大事にクラスに持ち帰り、お友だちと見せ合いながら食べました。
5歳児は、50円をどう使うかを考える。10円・20円・30円のものをどう組み合わせて50円にするか、好きなお菓子をゲットするために一生懸命頭を使います。30円のお菓子を2つ持ってレジへ行き、「50円では買えないよ」と言われ選びなおす子がいたり・・・。自分のお菓子をどれだけ買えるかなということは、子どもにとって切実な問題ですからみんな真剣です。ノートの上で1+1=2ということよりも、生活の具体的な場面での経験が数の概念を育てる上では大切なことです。
お年玉でお買い物をするという体験の中にも、それぞれ年齢毎に得るものがあり、3・4歳児のホールでの疑似体験をステップに、年長になったら本物の駄菓子屋さんで買い物をするという社会のしくみに、一歩踏み出していきます。
これからの世の中は次第にキャッシュレスになっていく方向にありますが、お金と品物が交換できるという買い物のシステムをまず子どもたちに体験してほしい、そして、お金を使うことで数の感覚を少しでも身に付けられたら・・・とは大人側の願いですが、子どもたちはただただ本物のお金でお菓子が買える、その事が楽しいだけなのかもしれませんね。
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